【実施報告】神戸市立神港橘高校企画

2020年7月27・28日(月・火)に神戸市立神港橘高校にてカタリ場を実施しました。

▪企画のねらい


自分に自信が持てず、自分について考えるのが苦手な生徒に、
自分の価値観から自分の将来を考えることで自分から未来に向かって行動してほしい。
そんな思いを込めて神港橘高校にカタリ場の授業を届けにいきました。

▪当日の様子


感染症対策のため、約315名の生徒を前半クラスと後半クラスの半分に分け、2日間かけて授業を行いました。
また、大学生スタッフは2週間前から体調確認を行い、当日はフェイスシールド、マスクを着用して実施しています。会場についても、定員の50%となるよう、1クラスにつき二つの教室を使用し、十分に間隔を保って授業に臨みました。


授業が始まり、生徒は大学生と趣味や学校生活について楽しそうに話していました。
班の先輩と打ち解け、楽しい雰囲気で授業がスタートしました。


「ワークシート記入」では、ワークシートを書き進めていくことで、これまでの自分の経験や、自分が考えていることを振り返ることによって、自分が持つ価値観について見つめ直すきっかけとすることができました。


「先輩の話」では、2人の大学生が自らの経験について紙芝居形式で話したものを事前に動画に収め、教室にて上映しました。
それぞれの先輩が自分の過去の経験や今どんなふうに思っているか話すことで、高校生が自分から動くことの大切さ、目的意識を持つことの大切さに気づくきっかけになったのではないかと思います。


座談会のはじめには、少し授業に疲れている生徒も見られましたが、
最後には自分が何気なく行っている行動に対しての理由を考えたり、自分の将来像について想像することができていました。
大学生との対話を通して、自分と真剣に向き合っている姿が印象的でした。


「個人ワーク」では、将来から卒業後へと視点を移し、より具体的に自分の将来について考え、さらになりたい自分になるために明日から出来ることは何かをワークシートを書きながら考えました。


最後の「まとめの時間」では、先輩と一緒にこれからの自分や、明日からできることをもう一度考え直すことで、将来に対する視野を広げることができました。


今回のカタリ場の授業を通して、自分について考えることや、自分で自分の将来を描いていくことの大切さに気づくきっかけを提供できたと思います。
今回のカタリバの授業が神港橘高校の生徒の皆さんが自分の意思で自分の将来を切り開いていく第一歩となれば嬉しく思います。

プロジェクトマネージャー なっつん
コアスタッフ いおり、コウヘイ