箕面東高等学校 野田先生インタビュー


今回は、2016年より関西カタリバを実施させていただいている箕面東高校の野田先生に、

本プログラムを実施した経緯や授業の様子、カタリバの魅力についてお伺いしました!


カタリバを実施されたきっかけは何ですか?



新規の学校向けに、無料でお試しカタリバをしていた時に実施させてもらったことがきっかけです。

その時に、紙芝居形式で自分の今までの経験や、これからを語る「先輩の話」を聞いて、圧倒されました。これからを語る「サンプリング」を聞いて、すごいなと思いました。

その時、先輩の話をしていた男の子は「俺が人類を救うんだ!」と、めちゃめちゃ熱く生徒に語っていたのです。


こんなに自分のことを振り返って、向き合って、未来を熱く誰かに伝えている学生の姿をみて、すごいなって。

その時、私が学年主任になった時は必ず実施しようと決意しました。


親でもバイト先の先輩でもない、真剣に自分に向き合ってくれる存在



カタリバ実施後のアンケートに、生徒は結構前向きなことを書いています。モチベーションが上がっている。

彼らにとって教師以外の大人に出会う場面って、保護者かアルバイト先かが多いと思います。


カタリバで生徒が出会う人って、親ともアルバイト先の先輩とも違って、先輩後輩というか、利害関係のないナナメの関係がとても素敵なことだなって思いますね。

なかなか利害関係抜きにして自分と向き合ってくれる場がないので。

我々が高校生の時にも、そういう人との出会いは少ない。



生の人間との出会い



今の生徒はクラブに入っていない子も多い。アルバイトと家での関係性が中心だと思います。あとは地元の友達。

その中で、居心地のいい居場所ってどこかなって考えた時に、自分の部屋とか、仮想空間とか、SNSっていう子が多いんじゃないかなと。

生徒たちにとって、リアルの世界がインターネットの中にシフトしつつあるかなと思うのです。

そういう中でカタリバさんは、失われがちな”生の人間との出会い”をぶつけてくれる。それも自分の世代とちょっと近い人だから、気持ちを分かってくれる。


今は情報社会ということもあり仮想空間で過ごす生徒も多いですが、インターネットのライブ感と生身の人間のライブ感って全然違うなあと思っていて。

現在進行形で悩んでいることを、ちょっと先を進む先輩がこうやって乗り越えた、乗り越えようとしているという姿を見ると、自分がなりたいモデルが見えてくるいい機会なのかなという気がしますね。身の回り半径3mの世界から顔を上げて、いろんな世界に触れ、自分に寄り添ってくれる存在を実感することで、人への信頼を獲得したり、モチベーション維持に繋がるなと思います。


このような、日常生活では出会えない人と話すことができたという経験が、今度は自分が何かを誰かに与えるんだという自信に繋がったりする。あくまでもきっかけ作りの1つとして、カタリバは貴重な時間だなと思っています。


生徒と全力で向き合うスタッフの姿


最初控室に来て、緊張しながら打ち合わせをしている様子とか、終わったあとに、スタッフ同士で真剣に「ここはこうしたらよかった」「もっとできた」と振り返っている姿をいつも拝見しています。

人のために全力投球している姿って美しいよね。



大学生だからこそできること

偉い人の話というのは、生徒の心に入らなかったりするけれども、いろんな大人と出会う場面を作りたいなと。

インパクトあるメッセージを出してくれる人や、多様な背景を持った大人、同世代以外の大人と出会う場面から、いろんな世界をみてほしいなって思います。


ちょっと自分が知らなかった世界を知るような出会いっていうのを意識してセッティングして、”出会いのプロデュース”をしていきたいなと思いますね。

カタリバさんは、お兄ちゃんお姉さん感覚で接してくれるということでも十分ですが、それ以上のものを届けてくれていると思いますよ。




関西カタリバでは、生徒が自分自身と向き合い、これからの自分やこれからの生活に期待をもてる”きっかけ”を届けています。

探究活動の導入として、関西カタリバを実施いただいている学校様もございます。


生徒の意欲を引き出し、心に”灯”をつけませんか?



また、私たちは、探究プログラムSeekerという事業も実施しています。

Seekerでは、先生方とご相談をさせていただきながら、生徒が自分で悩み考え、一歩踏み出そうとする姿に大学生スタッフや探究コーディネーターが伴走します!


ご興味がある方は是非ホームページをご覧ください!