2015年7月15日(水)に兵庫県立須磨東高校にてカタリ場を実施します。
企画当日は約50名のボランティアスタッフで須磨東高校の高校生にカタリ場の授業を届けに行きます。
【授業での役割】
・キャスト(30~40名程度)
高校生 7~8 名に対し、キャスト 1 名でグループを組み、高校生自身の将来の夢ややりたいこと、興味がある分野などについて約2時間語り合います。
高校生にとっては今の自分を振り返る機会となり、 自分の将来と向き合う時間になります。
「将来何がやりたんだろう?」「今何をしたらいいのか分からない。」そんな高校生の背中を押し、将来に対して一歩踏み出すことをサポートする役割です。
・先輩の話(8~10名程度)
ボランティアスタッフ自身の高校時代の体験や、大学等で打ち込んでいること、大切だと思う価値観などを、約15分の紙芝居形式で高校生に語りかけます。
等身大の体験を語ることで共感が生まれ、高校生にとって身近なサンプルとなります。
高校生の視野を広げ、自分自身について考えるきっかけを作ること。あなたの体験が高校生にとって将来に目を向ける機会になります。
【学生リーダーより】
みなさん、こんにちは。学生リーダーのひろとです。
私は「一緒に」をテーマに企画作りをしています。
みなさんは新しいことに挑戦するとき、立ち止まってしまうことはありませんか?
私たち企画本部のメンバーは、カタリバだけでなく、大学のことや自分のやりたいことにも一生懸命に取り組んでいます。
しかし、ときにはどうしたら良いか分からなくなり不安になることもあります。
それは私たちだけではなく、高校生もきっと同じです。
高校生が自分自身で悩みを解決することは難しくても、大学生が寄り添って高校生の悩みや不安を聞き、背中を押すことでもっと前向きになれるのではないのでしょうか。
そして「一緒に」将来について語り合うことが出来ると思います。
何か特別な経験をしていなければいけないということはありません。
高校生と大学生が一緒に語り合える空間「カタリ場」を須磨東高校に届けます!
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2015年7月15日(水)に兵庫県立須磨東高校でカタリ場を実施しました。
【企画のねらい】
「将来、何になりたいの?」「進路はどうするの?」高校1年になって聞かれることだと思います。
半年前まで高校受験のために必死に努力をし、高校生活が待っているのに、待っているのは、厳しい現実。
そんな中を自分自身で生き抜いていかなければなりません。そんな中、少し先を歩んだ先輩とお互いに一緒に考えることで、悩みや不安を少しでも和らげることができ、自分の将来に対して少しでも前向きになれるのではないかと考えました。
大学生と一緒に今の悩みや将来のことについて話し、考えることで、高校生に自分の将来を考えるきっかけを届けたいという想いでカタリバを届けました。
【当日の様子】
企画当日は42名のボランティアスタッフが須磨東高校に集まり、カタリ場の授業を届けました。
登校し、1時間目のチャイムが鳴るのと同時に授業スタート。音楽と同時に、少し不安げな様子の高校生が入場してきました。
大学生1人に対し高校生は12~13人で班を作り、班ができたところから自己紹介が始まりました。はじめは高校生も大学生もお互いに緊張した様子でしたが、会話を重ねるうちにその緊張も解けていきました。
「先輩の話」では、10人の先輩が話をしました。
話の内容は人それぞれでしたが、先輩はそれぞれ自分の人生の経験から得たことを基に高校生へ全力でメッセージを伝えていました。
最初うつむいている高校生も、先輩の話を引き込まれるように聴いている姿が印象的でした。
「先輩の話」が終わると、最初の班の先輩のところに戻って、「座談会」「まとめのワーク」の時間に入りました。
「先輩の話」を聞いて感銘を受けたのか、導入の時間とは少し違った、自分に正面から向き合おうとする姿勢を感じました。
高校生は将来の夢やこれから頑張っていきたいことについて大学生と真剣に話し合っていました。どの班からも真剣に考えたり悩んだりしている表情や将来にわくわくしているような表情を読み取ることができました。
高校生と大学生が共に創り出した空間は、とても充実感のあるものでした。
そして授業の最後に、将来に向けての目標を達成するための「約束」を結びました。
授業が終わり、高校生は名残惜しそうな様子でした。しかし、自分の将来に対して期待を膨らましているかのような表情で体育館を後した高校生の姿はとても印象的でした。
須磨東高校でのカタリ場の授業が、高校生にとって少しでも今の自分と向き合い、将来に対して自信を持つことができたのではないかと思います。
これからも続く人生を自分なりに生きていくことを祈っています。
プロジェクトマネージャー ひろと
コアスタッフ たくま、なみちゃん