【実施報告】11/13神戸市立六甲アイランド高校カタリ場企画

2015年11月13日(金)に神戸市立六甲アイランド高校にてカタリ場を実施します。
企画当日は約50名のボランティアスタッフで六甲アイランド高校の高校生にカタリ場の授業を届けに行きます。


【授業での役割】
・キャスト(30~40名程度)
高校生 8~10 名に対し、キャスト 1 名でグループを組み、高校生自身の将来の夢ややりたいこと、興味がある分野などについて約2時間語り合います。
高校生にとっては今の自分を振り返る機会となり、 自分の将来と向き合う時間になります。
「将来何がやりたんだろう?」「今何をしたらいいのか分からない。」そんな高校生の背中を押し、将来に対して一歩踏み出すことをサポートする役割です。


・先輩の話(8~10名程度)
ボランティアスタッフ自身の高校時代の体験や、大学等で打ち込んでいること、大切だと思う価値観などを、約15分の紙芝居形式で高校生に語りかけます。
等身大の体験を語ることで共感が生まれ、高校生にとって身近なサンプルとなります。
高校生の視野を広げ、自分自身について考えるきっかけを作ること。あなたの体験が高校生にとって将来に目を向ける機会になります。


——————————————————————————


2015年11月13日(金)神戸市立六甲アイランド高校でカタリ場企画を実施しました。


【企画のねらい】
今回のカタリ場を通して、高校生にどうなってほしいのか?
ということを、企画運営チームで話し合い、ゴールを設定しました。


「自分自身や将来にもっと期待して欲しい」


一度しかない人生。「どうせ自分なんか」「将来なんて期待しても無駄だ」と思うのではなく、「自分もっとできるかも!」とか「将来楽しみ!」と自分や将来にもっと期待しながら生きて欲しい。


そうなれるように、高校生のいいところを認めてあげたり、高校生が将来に期待できるよう高校生の憧れになったりできるように大学生にコミュニケーションをとってもらおうと考えました。


【当日の様子】
11月13日の当日は、カタリ場の授業を届けるべく37名のボランティアスタッフが、六甲アイランド高校に集まりました。


授業が始まる前、キャストは体育館の中で高校生を待ちます。
そんな体育館は、緊張感もあり、どんな出会いが待っているのかというワクワク感もあり、何とも言えない空気感でした。


13時15分、司会の合図とともに、体育館の扉が開き、高校生が入場してきました。
キャストは高校生15人程度と班を作り、円状に座っていきます。
「よし!やるぞ!」というキャストの表情が、とても頼もしかったです。


いよいよ、カタリ場の授業のスタートです!
導入のワーク、先輩の話、座談会、まとめのワークと、授業は進んでいきますが、
ここからは、一人一人のキャスト、「先輩の話」をするキャストによるカタリ場。
一人一人が想いを持って、全力で目の前の高校生と向き合っていきます。


高校生は、班の先輩との対話を通して、また先輩の話を聞いて、
モヤモヤとした気持ちを抱き、自分と向き合い、たくさんの想いや意志を話してくれました。


人に話したことのなかった自分の夢を語ってくれた高校生。
今までは自分のことを認められずにいたけど、少しは認めてあげようと思えた高校生。
今一番頑張っている部活のメンバーと、同じ目標に向かって突き進むことを約束してくれた高校生。
先輩の話を聞いて、自分の好きなことを進路に選ぼうと決意してくれた高校生。


高校生はそれぞれの想いを抱えながらも、少し何かに期待しワクワクしているような表情をしていました。


最後まで班の高校生と向き合い、語り合ったキャストや、
全身全霊で自分の生き方を語った「先輩の話」を見て、高校生も自分と向き合ってくれたのだと思います。


生徒が体育館を退場する表情は、少し不安そうに体育館に入ってきた2時間前とは違い、
先輩たちとの語り合いを通して何か感じてくれたのだということが伝わる、清々しい表情でした。


今回のカタリ場を通し、399人の高校生が、399通りの「自分自身や将来像」を描き、それに期待できるきっかけになったのではないでしょうか。
そしてカタリ場の授業後も、そのように期待して生きていってくれると思います。




プロジェクトマネージャー りゅーじん
コアスタッフ このみん、ひろと