2015年10月24日(土)に京都府立鴨沂高校にてカタリ場を実施します。
企画当日は約30名のボランティアスタッフで鴨沂高校の高校生にカタリ場の授業を届けに行きます。
【授業での役割】
・キャスト(20~25名程度)
高校生 4~6 名に対し、キャスト 1 名でグループを組み、高校生自身の将来の夢ややりたいこと、興味がある分野などについて約2時間語り合います。
高校生にとっては今の自分を振り返る機会となり、 自分の将来と向き合う時間になります。
「将来何がやりたんだろう?」「今何をしたらいいのか分からない。」そんな高校生の背中を押し、将来に対して一歩踏み出すことをサポートする役割です。
・先輩の話(4~6名程度)
ボランティアスタッフ自身の高校時代の体験や、大学等で打ち込んでいること、大切だと思う価値観などを、約15分の紙芝居形式で高校生に語りかけます。
等身大の体験を語ることで共感が生まれ、高校生にとって身近なサンプルとなります。
高校生の視野を広げ、自分自身について考えるきっかけを作ること。あなたの体験が高校生にとって将来に目を向ける機会になります。
【学生リーダーより】
こんにちは!学生リーダーを務めています、ぞえです!
私はテーマの通り、この企画に参加する大学生と高校生が「楽しむ」ことを第一に考えています。
ただ、ここでの「楽しむ」は、”大学生と高校生が和気藹々と話をして終わり”という意味ではありません。
大学生と高校生が語り合い価値観を交錯させることで、これからの自分たちについて考えます。
そして、理想の自分となるための第一歩として、「明日から何が出来るだろう」とワクワクすることが、私の「楽しむ」の考え方です。
鴨沂高校企画に携わる皆さまの笑顔を胸に描き、スタッフ一同楽しみながら準備を進めています。
学生リーダー ぞえ
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2015 年 10 月 24 日(土)に京都府立鴨沂高校でカタリ場を実施しました。
【企画のねらい】
高校生と大学生が真剣に語り合う。
そして、様々な考え方に触れたり、理想の自分を探求したりする中で「楽しさ」を味わってほしい。
そのような想いを持って鴨沂高校にカタリ場を届けました。
鴨沂高校に通う高校生に限らず、高校生って何を楽しみに生活しているんだろう。私は漠然とそんな疑問を抱いていました。
自分の高校生活を振り返ると、文化祭や修学旅行など、確かに楽しかった思い出はありました。
しかし、それらは全て一過性の感情に過ぎず、何かに向けて心から「わくわく」出来る程「楽しい!」と感じたことはありませんでした。
おそらくそれは、自分で動き出そうとしていなかったことが原因だと考えています。
何に期待もせず、挑戦することから逃げてばかりでした。
もしかしたら、私のようにただ動き出せていないだけで、心から「楽しむ」ことを知らないまま卒業する高校生もいるかもしれない。
たった一度の高校生活。後悔せずに、心から楽しんでほしい。そう願って、カタリ場を実施しました。
【当日の様子】
企画当日は約 40 名のボランティアスタッフが、鴨沂高校に集まり、カタリ場の授業を届けました。
授業開始の合図として入口の扉が開けられると、好奇心に満ちた顔、不安そうな顔、様々な高校生の顔が見受けられました。
大学生 1 人に対し高校生は約 6 人で班を作り、班が出来たところから自己紹介が始まりました。
最初は緊張していた高校生も、フランクに接する大学生と話し合うにつれ、徐々に会話が弾むようになりました。
「先輩の話」では、6 人の先輩が話をしました。
先輩はそれぞれ自分の人生の経験から得たことを基に、高校生に全力で想いをぶつけました。
真剣に先輩の話に耳を傾け、目を輝かせる高校生の姿が非常に印象的でした。
「先輩の話」が終わると、最初の班の先輩のところに戻って、「座談会」、「まとめのワーク」の時間に入りました。
先輩の話は想像していたよりも感動したと高校生は口を揃えていました。
高校生は先輩の話で得た価値観や、将来や現在の自分などを班の先輩と真剣な眼差しで語り合っていました。
その光景があまりにも美しく輝いて見え、私は舞台から降りて高校生と大学生が織りなす円を、一つ一つ、近くまで眺めては練り歩きました。
高校生は授業の終わりに、将来に向けての目標を達成するための「約束」を結びました。
真剣な表情をしていた高校生と大学生の表情は緩み、どの生徒も笑顔が溢れていました。
授業が終わり、高校生も大学生も名残惜しそうな様子でした。体育館から出たがらずに先輩と話す生徒もいました。
鴨沂高校でのカタリ場は、現在の自分や将来の目標について考え直すきっかけになったのではないかと思います。
これからも明日に向けてわくわくする、その「楽しさ」を大事にし続けてほしいと切に願っています。
プロジェクトマネージャー ぞえ
コアスタッフ ぽてち、みのりん