【実施報告】10/2大阪府立狭山高校カタリ場企画
~Bon voyage!!~

2014年10月2日(木)大阪府立狭山高校でカタリ場企画を実施しました。


【企画のねらい】
今回のカタリ場を通して、高校生にどうなってほしいのか?
ということを、企画運営チームで話し合い、ゴールを2つ設定しました。


1、周りに流されず自分の意志を持とうとしている状態。
2、進路に対して前向きになり、目標に向かって具体的な行動を起こせる状態。


高校生が、カタリ場の先輩との対話を通して自分の些細な興味や関心に素直になり、
「これが好き!」「こうしたい!」「こうなりたい!」
というように、自分の想いや意志を、自分の言葉で話せるようになってほしい。


そして、自分が生きていく明日からの毎日や、高校生活、その後の進路に対して、
「これができたらこんな楽しいことがあるんじゃないか?」「わくわくしてきた!」と気持ちを前向きにし、目標に向かっていけるようになってほしい。


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そう思えれば、きっと人生ってすごく楽しくなる。
人生という長い長い「旅」を、自分の意志で作り上げていってほしい。
そんな想いで、今回の企画のテーマを、「Bon voyage!!」に決めました。
フランス語で、「よい旅を!」という意味で、旅立つ人に向けて手を振りながら送る言葉です。


狭山高校の生徒に、大学生がそんな言葉をかけ、送り出してあげてほしい。
このカタリ場をスタート地点に、どんどん突き進んで欲しい。
このテーマには、そんな想いが込められています。


【当日の様子】
10月2日の当日は、カタリ場の授業を届けるべく47名のボランティアスタッフが、狭山高校に集まりました。


授業が始まる前、キャストは体育館の中で高校生を待ちます。
そんな体育館は、緊張感もあり、どんな出会いが待っているのかというワクワク感もあり、何とも言えない空気感でした。


13時15分、司会の合図とともに、体育館の扉が開き、高校生が入場してきました。
キャストは高校生をつかまえ、10人ほどの班になって円になり、順に座っていきます。
「よし!やるぞ!」というキャストの表情が、とても頼もしかったです。


いよいよ、カタリ場の授業のスタートです!
導入のワーク、先輩の話、座談会、まとめのワークと、授業は進んでいきますが、
ここからは、一人一人のキャスト、「先輩の話」をするキャストによるカタリ場。
一人一人が想いを持って、全力で目の前の高校生と向き合っていきます。


高校生は、班の先輩との対話を通して、また先輩の話を聞いて、
モヤモヤとした気持ちを抱き、自分と向き合い、たくさんの想いや意志を話してくれました。


人に話したことのなかった自分の夢を語ってくれた高校生。
今までは自分のことを認められずにいたけど、少しは認めてあげようと思えた高校生。
今一番頑張っている部活のメンバーと、同じ目標に向かって突き進むことを約束してくれた高校生。
先輩の話を聞いて、自分の好きなことを進路に選ぼうと決意してくれた高校生。


最後まで班の高校生と向き合い、語り合ったキャストや、
全身全霊で自分の生き方を語った「先輩の話」を見て、高校生も自分と向き合ってくれたのだと思います。


「人生には不正解はない。自分の選んだ道は全て正解。だから、自分の人生を、自分の足で歩んでいってほしい。」
最後にプロジェクトマネージャーがこの言葉を贈り、授業は終了しました。


高校生は、みなさんまっすぐにこちらを見て話を聞いてくれていました。
その表情は、少し不安そうに体育館に入ってきた2時間前とは違い、
先輩たちとの語り合いを通して何か感じてくれたのだということが伝わる、清々しい表情でした。


今回のカタリ場を通し、320人の高校生が、320通りの「旅」を、描いていけるきっかけになったのではないでしょうか。
そしてカタリ場の授業後も、そのように自分の意志で自分の人生を生きていってほしいと、心から願っています。


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プロジェクトマネージャー ふなっちゃん
コアスタッフ ちーちゃん、すえ、かいちょー