2014年6月9日(月)兵庫県立三木東高校にてカタリ場を実施しました。
【企画のねらい】
今回の企画は、高校生に自分と向き合ってもらい、自分の興味・関心、将来について貪欲に考える姿勢を持ってほしいというコンセプトで取り組んできました。
カタリ場の授業を通して、三木東の高校生には、自分には多様な可能性があり、それを見つけるのに十分な時間があるということを伝えたい。
目標を持っていない高校生は、カタリ場の授業の中でこれから先やりたいことについて考える時間に。
もうすでに目標がある高校生は、その目標を達成するためには、今日からどうしていけばいいのかを考える時間にしてほしい。
自分自身について考える中で、改めて今後の目標を設定し、それに向かって逃げずに向き合おうとする意欲を高めてくれたらと願い、当日に挑みました。
【当日の様子】
企画当日は37名のボランティアスタッフが集まり、三木東高校の高校生にカタリ場の授業を届けました。
2014年6月9日13:25。
三木東高校でのカタリ場は、高校生が体育館に整列した状態からスタートしました。
「準備はいいですか?それでは班作りゲーム、よーいスタート!」
司会の合図で班作りが始まり、キャストは一斉に高校生に声をかけていきます。
始めのうちは戸惑っていた高校生も、楽しんでいいんだと思ってくれたのか
すぐにキャストと打ち解けていた様子でした。
「先輩の話」では、8名のキャストが紙芝居を行いました。
挫折を経験しながらも部活動に熱中していた話、
家出をしながらストリートミュージシャンを続けていく話、
そんな経験を通して、今、大切にしたいと思っている価値観。
多くの高校生は「先輩の話」に刺激を受け、
「自分とは違う、あんな生き方もあるのだと思った。」
「悩んでいるのは自分だけではないのだと思った。」
「この先輩だけではなくて、もっと他の人の話を聴きたいと思った。」
と感想を漏らしていました。
「座談会」での高校生の表情は、授業開始時と打って変わって、真剣な顔つきに変わっていました。
自分のことや将来のことを一生懸命考えたり、話したりしている高校生。
それに応えようと、真剣に向き合おうとするキャスト。
そんなキャストの姿勢をうけて、高校生は、
少しずつ自分のことを打ち明けてくれるようになりました。
このように、話を真剣に聴いてくれるキャストとの出会いによって、
自分自身のことや将来のことを考えることの楽しさ・大切さに気付いてくれたのではないでしょうか。
一歩先を行く先輩の生き方を知ったり、考え方に触れたりすることで視野が広がり、
「自分ももっとこんなことがしてみたい!」そんな風にこれからの高校生活や卒業後の人生にワクワクしてくれたのではないでしょうか。
今回のカタリ場が、三木東高校の高校生にとって、自分の人生についてもっと貪欲に
いろんなことに挑戦していこうと考えるきっかけになっていれば、とても嬉しいです。
プロジェクトマネージャー かどぅ
コアスタッフ スガちゃん・ひろと