【実施報告】11/13大阪府立西寝屋川高校カタリ場企画
~私へ~

2014年11月13日(木)大阪府立西寝屋川高校にてカタリ場を実施しました。


【企画のねらい】
今回の企画テーマは「私へ」。
私たちはこのテーマに2つの願いを込めました。


1つ目は、高校生が今の「私へ」と贈る授業にしたいという願い。
自分に自信のない高校生たちが、今の自分を見つめ直し、認めてあげることができるように。
また、今の自分を十分に褒めて、好きになってあげることが出来るように。


2つ目は、高校生が将来なりたい「私へ」歩み出すための授業にしたいという願い。
将来やりたいことも、なりたい自分も、まだよくわからない生徒たちが、この授業を通して、一歩でも前に進むことが出来るように。


この2つの願いをもとに、今回の企画作りをしました。


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【当日の様子】
当日は41名のボランティアスタッフが西寝屋川高校に集まり、キャストそれぞれが想いを抱き、本番を迎えました。


カタリ場本番。
「ミュージックスタート!」の合図と同時に、体育館の扉が開き、ついに高校生との対面。
高校生たちの元気の良さに圧倒され、戸惑っているキャストの姿も見受けられましたが、
キャストと高校生が声を掛け合い、無事に班づくりを終えることが出来ました。


授業開始時、高校生は緊張の表情が多く見られました。
しかし、時間が経つにつれ、堅い空気は和らぎ、緊張の表情は笑顔へ、静けさは笑い声と変わっていきました。


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「先輩の話」では、8名が紙芝居を使って、自らの経験談とそこで得た価値観について語りました。
努力すること。自分の夢。周りにいてくれる人。
8人の話のテーマはそれぞれ異なるものでしたが、8人全員が高校生たちの目を見て、声を上げて、まっすぐに想いをぶつけていました。


そして班に戻って、今度は高校生が自分自身と向き合う時間です。
「先輩の話」で感じたことを、どんどん自分自身に落とし込んでいきます。


「今の自分は好き?」
「どうしたら好きになれるだろう?」
「将来やりたいことってなんだろう?」
話をしていくうちに、高校生が少しずつ、自分の想いを口にしてくれるようになりました。


そんな生徒の想いを余さず受け止めようと、生徒に寄り添うキャスト。
この日初めて出会った高校生とキャストですが、自分について話し、相手のことを考え、
価値観の交錯による新たな発見がたくさんありました。


そして「気づき」を得た高校生は、たくさんのワクワクとモヤモヤを感じたのではないでしょうか。
そのワクワクとモヤモヤは、一歩進んでいる証拠。
今回のカタリ場が、高校生が将来なりたい「私へ」歩み出すために、
今の「私へ」贈る授業になっていれば幸いです。


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プロジェクトマネージャー つむてぃー
コアスタッフ ちーちゃん