【実施報告】2019年6月26日 神戸市立須磨翔風高校企画


2019年6月26日(水)に神戸市立須磨翔風高校にてカタリ場を実施しました。

 

■企画のねらい



自分ってどんな人だろう?本当は何を考えているんだろう?

カタリバの授業を通して自分と向き合い、今までとは違った角度から自分を見つめ直した上で、納得のいくような目標をもってほしい、
そんな思いで私たちは神戸市立須磨翔風高校に赴きました。

■当日の様子




34人の大学生の元気な挨拶が体育館に響き渡りました。

最初は見慣れない大学生に対して緊張した様子の高校生でしたが、
大学生が積極的に声をかけていくうちに
楽しそうに班のスタッフと話す高校生の様子が見られるようになりました。

先輩の話では、自身の実体験をもとに高校生活、
またその後の人生でどう過ごしてほしいかを力強く話す大学生に真剣に耳を傾けていました。

高校生は、先輩の話が終わるとすぐにワークシートに感じたことを沢山、書き込んでいき、心に響いたことが多くある様子でした。

その後の座談会では、先輩の話で生徒自身が感じたことをもとに生徒が自分という人間を見つめ直し、
自分が本当は何を考えているのか、「自分と向き合う」時間です。
班のスタッフとの対話の中で次第に自分が何を考えているのかを発見していく高校生。

大学生、高校生ともに真剣に自分自身と「向き合った」時間となりました。

高校生は、自分の心の内を大学生に打ち明ける中で、今の自分自身の現状を客観的に見つめ直し、
自分の理想像を考え、理想の自分になるためには、
今の自分は何をするべきなのかを真剣に考えている様子でした。

理想の自分と今の自分を比較する中で、
「理想の自分になるために、今のままではいけない」
「自分のこれからの生き方についてもっと具体的に考えなきゃ!」
という意識が芽生えた様子の高校生。
新たな決意を胸に晴れやかな表情で体育館をあとにする姿が印象的でした。

■当日を終えて




今回のカタリ場の授業で得たものは、高校生、大学生ともに、一人として同じものなどないと思います。
皆それぞれ違っていたとしても、必ず得たものはあるはずです。
ただそこに決まった答えはありません。
カタリ場の授業を通して感じたこと、考えたこと、今はまだ自分の中で答えになっていないかもしれませんが、これからの人生の中で大きなヒントになるはずです。

そして、この授業で大切にしていた「向き合う」ということ。
今までとは違った視点で自分のことを見つめ直し、も
う一度自分とはどんな人間なのか、考えてみるということの大切さを高校生にも伝えられたでしょうか。
その答えはまだ私たち大学生にはわかりません。
今回この授業に参加してくれた須磨翔風生たちが
自分の納得のいく答えを見つけていってくれることを願っています。

プロジェクトマネージャー なるみん
コア まお、あず