カタリバの想い

カタリバとは?

自分が参加しても社会は変わらない

私は価値のある人間だとは思わない

私は将来に不安を感じている

これが、明日を担う高校生の現状です。写真

将来について考える、「きっかけ」さえあれば

カタリ場プログラムの誕生は2001年11月。
「たまたま出会った環境や、受けられた教育によって、描き出せる未来のイメージさえも違ってしまうこと」
当時大学生だった今村久美(NPOカタリバ代表理事)が、これに疑問を持ち、東京で活動をスタートしたのがきっかけでした。
今では、その活動が全国へと広がり、関西地区では特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティーが特定非営利活動法人NPOカタリバとライセンス契約を結び、関西カタリバ事業として運営を行っています。

ほとんどの高校生は、自分について深く考えたり、社会と接する機会がありません。
このままじゃいけないと思っても、人の目を気にして、一歩を踏み出すことができない子も多い。
就職活動で初めて、やりたい仕事を探すではもう遅いのです。
大人になる直前、約98%が入学する高校。もし高校生の頃に、進路の悩みを先輩に相談したり、大学や仕事について体験談を聞く機会があれば。
将来に向けて背中を押される”きっかけ”さえあれば、主体的になれる生徒も多いはず。そう考えて始めたのが、「カタリ場」の授業です。

教室に「社会の風」を運ぶ授業

私たち関西カタリバは、大学生スタッフが中心となって高校を訪問。「進路」や「総合」の枠で、キャリア学習の授業を行っています。
高校生から、「興味のある分野」や「進路についての悩み」の話を引き出し、少し年上の先輩が、「大学生活で熱中していること」や「高校の頃の失敗・成功体験」を語りかけます。

ナナメの関係でキャリア教育!NPOカタリバ

高校生の心に火を付ける

01兵庫県神戸市1年

もっと自分について知る必要があると思った。
そして、自分に何ができるか、自分は何が好きか、自分は何をしたいかを考え、色んなことにチャレンジして視野を広げたいと思うようになった。

02和歌山県紀の川市1年

きっかけは待つのではなく、自分からだと教えてもらいました。
話を聴いて、適当で何もやる気のない自分の心が少し動かされた気がしました。

03兵庫県三田市1年

普段、大学生とお話する機会がない分、たくさんの発見があり、今後に活かそうと思いました。
部活の話や共感できる話、たくさんしていただいて自分も変わらないといけないんだと改めて実感でき、今後に期待できました。
ありがとうございました!!

04滋賀県草津市1年

先輩の話を聞いて、大変な事を色々乗り越えて、今の姿があるんだと思いました。私もこれから色んな事があると思うけど、前向きに頑張っていきたいと思います。

05京都府宇治市1年

今まで興味の無かったことや、やりたくなかったことも、自分から進んでやっていきたい。
まずは、大学や専門学校のオープンキャンパスに行って学校の雰囲気を見て感じてみようと思います。

06大阪府茨木市2年

私も海外ボランティアをしてみたいと思いました。自分の視野を広げたいです。
「自分は自分でしかない」その言葉がとても響きました。
自分にしかないものをいかせる仕事がしたいです。
ありがとうございました。

07兵庫県稲美町2年

自分は今まで本気になって何かをしたことがなかったけれど、先輩たちの話を聞いて、本気で挑戦したいことが見つかりました。
失敗を恐れずに本気で努力しようと思いました。

一歩先をゆく先輩が動機づける、ナナメの関係

1.座談会(自分を理解する)

座談会(自分を理解する)

高校生6~10人と大学生スタッフが車座になり、大学生スタッフは高校生の今熱中していることや進路についての悩みなど様々なことを引き出します。
「高校生の今」を掘り起こすことで、高校生の自己理解を促します。大学生スタッフは高校生の考え方を受け入れることで、高校生の自己肯定感を高めます。

2.先輩の話(ロールモデルを見つける)

2.先輩の話(ロールモデルを見つける)

将来の夢や大学生活で熱中していること、高校時代の後悔など、自分のこれまでの人生を大学生スタッフが紙芝居形式で語ります。
大学生スタッフは成功体験だけでなく、挫折した体験など等身大の自分をさらけ出すことで、高校生が自分自身について考えるきっかけを作ります。
それが「なりたい自分像」を見つけることにつながります。

3.約束(目標を設定する)

座談会(自分を理解する)

カタリ場を通して、見えてきた目標や興味関心などを具体的な行動につなげるために、「今から出来ること」をカードに書き込みます。
目標をたてるだけでなく、先輩と一緒に「約束」することで、授業で感じたことを日常へとつなげていきます。

先輩の話の一例

01

中学校を卒業するまで、何もかも「何となく」でうまくいってきた。だけど、高校で1年留学に行って、英語を話せないことで初めて挫折を経験した。そんな自分を変えたくて、自分から動いて、努力してみたら毎日がもっと充実し始めた。

02

いつも成績トップクラスの優等生だったけど、実は、「勉強ができる」という周りからのイメージを守ることに必死で毎日苦しかった。だけど、大学で色んな友達と出会ったことをきっかけに、本当に自分がやりたいことをやるようになって、毎日が楽しくなった。

03

何かを最後までやり遂げたことがなくて、自分に自信がなかった。頑張って失敗するのが格好悪いと思っていた。だけど、大学生になって、友達の影響でヒッチハイクを始めた。何度も心が折れそうになりながらも最後までやり遂げたことで、初めて自信が持てた。

先輩が動機づける「ナナメの関係」

先輩が動機づける「ナナメの関係」

高校生たちに本音で語ってもらうために、鍵になるのが「ナナメの関係」です。親でも先生でも友達でもない、利害関係が少なく、年齢が近い関係だからこそ高校生の心に響きます。
少し年上の「先輩」に憧れ、刺激を受けることで、彼らを動機付けているのです。

高校生の心に火を付ける

受講高校生人数
これまで約600校で約12万人の生徒に授業を行ってきました。(2012年度末までの累計)

これまでの活動は、たくさんのメディアにも注目いただいてきました。

朝日新聞

TIME(アジア版・南太平洋版)

英治出版

メディア掲載
日本経済新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、NHK「おはよう日本」、テレビ朝日「報道ステーション」ほか
受賞歴
内閣府「女性のチャレンジ賞」、日経ウーマンオブサイヤー2009、グッドデザイン賞

「普通の高校生」の一歩を応援します。

日本にいる高校生は、約320万人。そのなかで私たちがフォーカスするのは、特別な「エリート」でもなく、「中退者」や「不登校者」でもない、8割の”普通”の高校生。
日本が上位層だけが頑張る「二極化社会」にならないために。
「1人の100歩より、100人の1歩を!」を合言葉に、すべての高校生にカタリ場を届けることを目指しています。
東京、関西以外でも、青森県では教育委員会が、沖縄県では学生団体が中心となってカタリ場を広めています。

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