2014年11月5日(水)滋賀県立玉川高校にてカタリ場を実施しました。
【企画のねらい】
今回の企画テーマは、「人っていいな」。
カタリ場を通して、自分自身について考える中で、改めて今後の目標を設定し、
それに向かって逃げずに向き合おうとする意欲を高めることを目指しました。
さらに、カタリ場の授業で出会う先輩や友人との対話を通して、
様々な生き方を知ったり、自分を受け入れてくれる人の存在に気付いたりすることで、
自分自身も含めた「人」の可能性を感じ、「人っていいな」と思ってもらいたい。
そして、授業後も「もっと人と関わりたい」という意欲を持って欲しい。
もし「一人じゃない」と感じることができれば、辛いとき、しんどいときでも、もう少しだけ頑張れるのではないかと考えました。
【当日の様子】
企画当日は48名のボランティアスタッフが集まり、玉川高校の高校生にカタリ場の授業を届けました。
2014年11月5日13:00。
玉川高校でのカタリ場は、高校生が体育館に整列した状態からスタートしました。
「準備はいいですか?よーい、スタート!」
司会の合図で、先輩を出迎えるかのように一斉に体育館の後ろを向いた高校生。
「こんにちはー!」
高校生との出会いにワクワクしながら、元気よく体育館に入場したキャスト。
大勢のキャストに高校生が少し戸惑っている姿も見られましたが、
キャストの誘導によってグループを作り、打ち解けることができました。
「先輩の話」では、8名のキャストが紙芝居を行いました。
挫折を経験しながらも部活動に熱中していた話、
友達に恩返しするために生徒会長になった話や、
そんな経験を通して、今、大切にしたいと思っている価値観。
多くの高校生は「先輩の話」に刺激を受け、
「自分とは違う、あんな生き方もあるのだと思った。」
「悩んでいるのは自分だけではないのだと思った。」
「この先輩だけではなくて、もっと他の人の話を聴きたいと思った。」
という声が上がっていました。
「座談会」は、授業開始時と打って変わって、静かな雰囲気で始まりました。
自分のことや将来のことを一生懸命考えたり、話したりしている高校生。
それに応えようと、高校生に真剣に向き合おうとするキャスト。
そんなキャストの姿勢をうけて、高校生は、少しずつ自分のことを打ち明けてくれるようになりました。
このように、話を真剣に聴いてくれるキャストとの出会いによって、
自分のことを受け入れてくれる人の存在に気付けたのではないか。
一歩先を行く先輩の生き方を知ったり、考え方に触れたりすることで視野が広がり、
「もっと人の話を聴いてみたい」と思えたのではないか。
そして、「もっと人と関わってみたい」と感じてくれたのではないかと思います。
今回のカタリ場が、玉川高校の高校生にとって、
「人っていいな」と思えるきっかけになっていれば、とても嬉しいです。
そして、カタリ場の授業後も「人」と関わりながら、
自分の目標と向き合っていってほしいと思います。
プロジェクトマネージャー あずき
コアスタッフ まなまな