2014年11月20日(木)大阪府立豊島高校にてカタリ場を実施しました。
【企画のねらい】
今回の企画テーマは、“願い”。
勉強すること自体が目的となってしまっている高校生に、勉強はあくまで手段であるということ、
自分自身の”願い”の達成に向けて生きていくことが人生最大の目的であるということを伝えたい。
数学の世界の答えは、正か誤しかない。
でも、生き方の答えには、正も誤もない。
唯一あるとすれば、こう生きたいという“願い”のようなものではないでしょうか。
こんなことがしたい、あんな風になりたい、
そんな“願い”がこれからの人生を豊かにしていくものだと考えています。
人生に答えはない、だからこそ楽しくて面白い。
決して楽しいことばかりではないですが、“願い”があるからこそ、やり遂げられるのです。
今回のカタリ場では、これからの高校生を支える目標となるような”願い”の発見と、
明日から頑張ろうと思えるマインドセットができている状態を目指しました。
【当日の様子】
企画当日は45名のボランティアスタッフが集まり、豊島高校の高校生にカタリ場の授業を届けました。
体育館にキャストが待機している中、続々と体育館に入場してくる高校生たち。
高校生が整列した後、司会からの挨拶で、カタリ場の授業が始まりました。
班作りをした後は、それぞれの班で自己紹介。
早い段階からキャストと打ち解けて、盛り上がっている高校生の姿が印象的でした。
「先輩の話」では、8名が紙芝居形式で自分の人生を語りました。
ほとんどの高校生が集中して話を聴いており、中には目に涙を浮かべている人もいました。
「先輩の話」を聞いた後、班のキャストのところに戻ってきます。
なかなか言葉に表さない高校生。
ゆっくりと自分のことを話し始める高校生。
ひとりひとりが、「先輩の話」に対するそれぞれの反応を示してくれました。
時間はあっという間に過ぎて、
まとめのワーク、そして約束を結ぶ時間に。
「先輩の話」を聴いて、班の先輩と話して、最後は自分の言葉で将来のための目標を立てます。
これから生きていく上での “願い”。
そして、その“願い”に向かって今から自分ができること。
自分なりの「約束」を先輩と結んで、高校生は体育館を後にしました。
豊島高校の高校生にとって今回のカタリ場は、
自分の“願い”を考えるきっかけになったのではないでしょうか。
そんな“願い”を胸に抱きながら、
そして、時にはその“願い”を見つめ直して、
残りの高校生活を大切に過ごしていって欲しいと思います。
プロジェクトマネージャー かーりー
コアスタッフ はるひる、ゆっきぃ