2014年7月16日(水)兵庫県立須磨東高校にてカタリ場を実施しました。
【企画のねらい】
須磨東高校企画は今考えている卒業後の進路になぜ進みたいのか、
将来どんな人になりたいのかということを改めて考え直し、
本当になりたい理想の自分像を明確にしていくこと。
そして、これからの行動へと繋げていくことのきっかけになれるような授業を目指して実施しました。
多種多様な人生を経験してきた大学生と語り合い、その人生経験によって培われた様々な価値観に触れることで、「こんな人もいるんだ」「こんな生き方や考え方があるんだ」と気付いてほしい。
そして広い視野で自分の将来について考え、これからの高校生活を充実したものにしていってほしいという想いを持って企画作りを進めていきました。
【当日の様子】
2014年7月16日9:00。
「こんにちはー!」
大きな声とともに47名のスタッフが、須磨東高校の体育館へと入場してきました。
すでに体育館の中で整列していた320名の生徒は、
「今から何が起こるのだろう?」そんな緊張感に包まれていました。
「カタリ場スタート!」の合図と同時に、高校生と班作りが始まりました。
高校生の好奇心が旺盛であったので、大学生に自ら話しかけにいく高校生もおり、瞬く間に班ができていきました。
自己紹介の時間も、すぐに打ち解けることができ、どの班も楽しそうに対話をしていました。
次は「先輩の話」を聴きに行く時間でした。
「1番!なかっち!」先輩の合図とともに、大声で自己紹介をする10人のスタッフたち。
高校時代の挫折や弱い自分など、ありのあままに自分の想いを15分間ぶつけていきました。
部活でレギュラーがとれず、自分の進むべき目標が分からなくなった話。
家庭環境に苦しみながらも、人と接することの大切さについて気付いた話。
自信たっぷりの自分に突如立ちはだかった壁を試行錯誤して乗り越えた話。
10人のスタッフが異なる人生の話を、そしてそれぞれの経験から得た自分の大切にしている想いや価値観を、目の前の生徒に向けて全力で語ります。
「先輩の話」を聞いた生徒は、様々な感想を抱いて班のキャストのもとに帰ってきます。
「自分だけが悩んでるのではないと分かった」「自分ももっと人を大切にしていきたい」など、生徒の多くが「先輩の話」によって共感し、真剣な表情で班のスタッフに自分の感じたことや考えていることを打ち明けている姿が見られました。
授業の終わりには授業開始時と打って変わり、真剣な表情で自分のことを考えている高校生で体育館は溢れていました。
「どうしたら今の自分の悩みを解決できるのか」「もっと高校生活を充実できるのか」「将来やりたいことをするにはどうすればいいのか」高校生一人一人が自分の答えを見いだそうとしていました。
授業後もすぐに生徒は帰ろうとせず、「もっと先輩と話したい」とつぶやく生徒が大勢いました。
カタリ場の授業を通して、須磨東の高校生は自分のことについて、
目を向けることができたのではないでしょうか。
今回のカタリ場が2年後の進路選択に向けて、それぞれ自分の轍を自分で決定する、その第一歩になったのではないかと考えています。
それぞれが「オリジナル」の人生を過ごしていってください!!
プロジェクトマネージャー まりな
コアスタッフ きすけ、スガちゃん、ミリ