【実施報告】2/20京都府立東宇治高校カタリ場企画
~君に届け~

2015年2月20日(金)に京都府立東宇治高校にてカタリ場を実施します。
企画当日は約50名のボランティアスタッフで東宇治高校の高校生にカタリ場の授業を届けに行きます。


【授業での役割】
・キャスト(30~40名程度)
高校生 7~8 名に対し、キャスト 1 名でグループを組み、高校生自身の将来の夢ややりたいこと、興味がある分野などについて約2時間語り合います。
高校生にとっては今の自分を振り返る機会となり、 自分の将来と向き合う時間になります。
「将来何がやりたんだろう?」「今何をしたらいいのか分からない。」そんな高校生の背中を押し、将来に対して一歩踏み出すことをサポートする役割です。


・先輩の話(8~10名程度)
ボランティアスタッフ自身の高校時代の体験や、大学等で打ち込んでいること、大切だと思う価値観などを、約15分の紙芝居形式で高校生に語りかけます。
等身大の体験を語ることで共感が生まれ、高校生にとって身近なサンプルとなります。
高校生の視野を広げ、自分自身について考えるきっかけを作ること。あなたの体験が高校生にとって将来に目を向ける機会になります。


【学生リーダーより】
こんにちは、学生リーダーのもりけんです!
この企画で大切にしていきたいことは「自分で決める」ということです。
自分のこれからを決めるのは自分自身、だからこそ自分の本当の気持ちに素直になれるように。
当日は高校生の素直な「本音」をたくさん引き出せるような、そんなカタリ場にしていきたいと思っています!ぜひ皆さんの力をお貸しください!
学生リーダー もりけん


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2015年2月20日(木)に京都府立東宇治高校でカタリ場を実施しました。


【企画のねらい】


今回の企画のねらいは、高校生がそれぞれの将来に期待し、
具体的な目標を立てている状態を生み出すことにありました。
これから先の将来、もっと身近に言えば高校卒業後の進路や高校生活に対して、
少しでも前向きになってプラスなイメージを持ってほしい。
そのために、まずは自分自身を認めて向上心が持てるようになってほしい。
そして、自分を認めて肯定するためには何をすればいいのかを見つけてくれることをゴールとしました。
これからの高校生活、ひいてはそれ以降の進路、将来の夢に向かって、ワクワクする期待感と具体的に行動するための目標を持ってもらいたい!!
そんな想いで、私たちはこの企画を届けました。


【当日の様子】


企画当日は55名のボランティアスタッフが集まり、東宇治高校にカタリ場の授業を届けました。


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体育館の端に並んだ先輩の姿に、高校生は少し戸惑いと緊張を覚えていた様子でした。
しかし、授業が始まり、先輩が明るく高校生のもとに寄っていくと、
緊張は少しずつ和やかな空気へと変わり、体育館も明るい雰囲気に包まれていきました。


その後の「先輩の話」では、8名の先輩が自らの苦悩、葛藤、転機など、
これまでの人生を語り、その中で何を感じ、何を考えたかを高校生に伝えました。
その内容は高校時代の友人関係や部活、生徒会といった高校生活の経験談もあれば、
高校以降の進路の話や大学生活での挑戦の話といった少し先の将来を想像させる話もありました。
先輩が本気で語る姿に、またその内容に、高校生の眼差しもいつしか真剣なものへと変わっていきました。


「先輩の話」を聴いた後は、班の先輩の元へと戻り、「座談会」「まとめのワーク」といった話し合いの時間に入りました。
高校生は「先輩の話」の感想を話し、「私と似ていて共感した!」「自分とは違うけど、真似したいことがあった!」
「私もあんな人になりたい!何かに挑戦したい!」と、自らの感じた素直な想いを班の先輩にぶつけていました。
そして、その想いを受けた班の先輩は、高校生と一緒にこれからの生活や将来の目標について真剣に考えていました。
そんな先輩と一緒に、自分自身の悩みやこれからの目標、進路や夢について考えている高校生の姿はとても眩しく、輝いて見えました。


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一歩先を行く先輩である私たちの姿を、経験を少しでも伝えたいと思い、東宇治高校にカタリ場の授業を届けに行きましたが、
東宇治高校の高校生は、素直な気持ちと明るく元気な姿でカタリ場の授業を本当に楽しく受けてくれていました。
そして私たち自身もそんな高校生の姿から「受け取った」ものがたくさんありました。


高校生にとって、一生に一度かもしれないカタリ場の授業。
あの時間、あの一瞬だけの先輩との会話。


その全てが、これから目標へ向かって進んでいく東宇治高校の高校生の
支えに少しでもなっていることを、私たちは心から願っています。


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プロジェクトマネージャー もりけん
コアスタッフ あいちゃん、にこ