2017年7月10日(月)に神港橘高校にてカタリ場を実施しました。
【企画のねらい】
「私はどうなりたい?」
彼らは新設商業高校の第1期生、2年生の夏という進路選択のターニングポイントを迎えています。
進路について焦る一方で、どうしても考えが凝り固まって視野が狭くなってしまいがちです。そんな彼らに、今一度自分自身と向き合ってもらうことで、自分の未来について自由な発想で考えてもらいたいと思い、企画を実施しました。
【当日の様子】
企画当日は約30名のボランティアスタッフが神港橘高校に集まり、カタリ場の授業を届けました。
先生からマイクを受け取り、授業がスタートします。
大学生1人と高校生10人で班を作り、体育館のあちこちで自己紹介を始めます。
高校生は、初めは少し緊張している様子でしたが、すぐに先輩と打ち解けて笑顔で話しています。
「先輩の話」では、4人の先輩が話をしました。
先輩はそれぞれ自分の人生の経験から、どのようにして自分の価値観や考え方が変わったのかを紙芝居で生徒に伝えました。
「先輩の話」が終わると、最初の班の先輩のところに戻って、「座談会」が始まりました。
高校生は、進路を考える前に、今の自分について考えます。班の先輩と一緒に、先ほど聞いてきた「先輩の話」を振り返りながら自分自身と真剣に向き合ってくれました。
そして最後の「まとめのワーク」が始まりました。
このワークには、答えがありません。彼らの前に広がる無限の可能性を見渡し、どんな自分になりたいか、これから何ができるかをわくわくしながら考えてくれました。中には新たな自分の興味に気付いたり、将来に対する考え方が変わったりする生徒も多くいました。
【最後に】
私たちがカタリ場の授業で高校生と話したのはたった2時間です。
時間としてはほんの僅かなものですが、授業を通じて高校生の心の中には「未来への種」が生まれました。これから進学や就職へと向かっていく彼らが、悔いのない選択をし、10年後、20年後に「そういえばあんな授業があったな」とふと思い出せるような授業を目指しました。
神港橘高校の皆さんが、明るい未来を描いていけるよう、本部一同、心より願っています。
プロジェクトマネージャー :かずピー
コアスタッフ :ぞえ
コアスタッフ :なるみん